ダンサーの年収は、活動地域、実力、知名度などによって大きく異なります。売れっ子ダンサーは年収1000万円、2000万円といった大きな金額を年俸制で稼いでいる方もいます。
舞台芸術やテレビ、映画、イベント出演、振付けなど、ダンサーの仕事には多くの種類がありますが、その収入を正確に一概に示すことは難しいです。それでも、ざっくりとした一般的なダンサーの年収はご紹介できるので参考にしてください。
参考までに日本人の年収の中央値が320万円~340万円くらいですね!
ダンサーの年収とは?平均的な収入を紹介
ダンサーの年収の内訳(構成する要素)と平均年収を紹介します。あくまで平均ですし、詳細にデータを取ることはしていませんのでざっくりです。だいたいこんなもんかと思ってくださいね。
ダンサーの収入内訳
ダンサーの収入は大きく以下の4つの要素に分けられます。
- 舞台出演料: 舞台やミュージカルなどの公演に出演する際の出演料
- テレビ・映画出演料: TV番組や映画でのダンスパフォーマンス、出演料
- イベント出演料: コンサートやプロモーションイベントでのダンスパフォーマンス
- 振付け・指導料: 他のダンサーへの振付けやダンス指導・レッスンフィーなど
これらの活動の他にも、ダンサーは個々の能力や知名度により、ブランドとのコラボやYouTube、SNSを使った影響力によって収入を得ることもあります。
日本のダンサーの平均年収|レベル別
一般的に日本の有名なダンサーの年収は、舞台やテレビの出演料が主です。全体的にみて、ダンサーの年収は正直高くはなく、特に新人や無名のダンサーにとっては収入が不安定になりがちです。平均値も、一部の人気ダンサーが引き上げている印象があります。
具体的な金額としては、以下のような平均的な範囲があります:
- 新人ダンサー: 年収150万円~200万円程度
- 中堅ダンサー: 年収300万円~500万円程度
- トップダンサー: 年収500万円~1000万円以上
新人ダンサーが圧倒的に多く、トップダンサーに慣れるのはごく一部です。
もちろん、ダンスのジャンルや活動の内容、出演する舞台やイベントの規模などによっても大きく異なります。例えば、人気のあるアイドルグループのバックダンサーや有名ミュージシャンのツアーダンサーの場合、出演料が非常に高額になることがあります。
上記の金額はダンサーの仕事を全て合計したものです。バックダンサーの中にはインストラクター業と両立している方も多い印象です。自身のパフォーマンスと生徒の育成とで忙しい日々を送っているダンサーは少なくありません。
一方でダンスインストラクター業+飲食などのアルバイトという方も少なくありません。ダンスインストラクターのお給料が気になる方は以下の記事を読んでみてください。
ダンスインストラクターのお給料は安い?年収いくらくらいなのか目安を紹介!
好きなことで飯を食うのは簡単な話ではないということね!ダンスで1円でも稼げているならそれだけでもすごいことよ!
ダンサーの年収が決まる要因
ダンサーの年収は以下の要因によって大きく影響を受けます。
ダンサーの年収が決まる要因①ダンスジャンル
ダンサーの活動ジャンルによって収入が異なります。例えば、クラシックバレエや日本舞踊といった伝統的な舞台芸術のダンサーは、大きな組織に入れば安定した収入が見込める場合があります。正社員としての採用を行っている場合も少なくありません。
対して、ヒップホップやストリートダンスなど、商業的なイベントで活躍するダンサーは、その活動内容に応じたギャラを得られます。そもそも正社員としての採用を行っているところがほとんどないためです。
ダンサーの年収が決まる要因②活動範囲
ダンサーがどの範囲で活動するかも収入に大きく影響します。テレビや映画、舞台などのメディア出演が多い場合は、その分高いギャラを得ることができます。また、企業イベントやプライベートパーティー、CM出演など、プロモーション活動が豊富な場合も収入の増加が期待できます。
ダンサーの年収が決まる要因③経験と実力
経験が豊富で技術力の高いダンサーは、より多くの仕事を得られ、高額な出演料を得る可能性が高くなります。逆に、まだ経験が浅いダンサーは仕事の数が限られており、収入も低くなりがちです。
まずは実力。そして経験。ダンサーを目指しているけど、一歩踏み出せていないという方は以下の記事も読んでみてください。
ダンサーになる方法とは?ダンスで稼ぐ方法も紹介!ダンサーになりたい方は要チェック
ダンサーの年収が決まる要因④知名度と人脈
知名度や業界内での人脈も、ダンサーの収入に大きな影響を与えます。有名な振付師やアーティストとつながりがあれば、高額な仕事を得やすくなります。SNSやYouTubeなどで自分のパフォーマンスを公開することで知名度を上げることも、今後の収入に大きく貢献するでしょう。
ダンサーが収入をアップする4つの方法
ダンサーが年収を上げるためには、以下の方法が効果的です。
ダンサーの収入UP方法①ジャンルの特化
特定のダンスジャンルに特化することで、その分野での専門性を高め、収入を安定させることが可能です。例えば、クラシックバレエやストリートダンス、ラテンなどの分野で技術を磨き、その道のプロとしての評価を得ることが有効です。
ダンサーの収入UP方法②SNSやYouTubeでの活動
SNSやYouTubeなどのオンラインメディアで自分のダンスを公開し、フォロワーを増やすことは、将来的にスポンサーシップや広告収入などにつながる可能性があります。また、オンラインダンスレッスンを提供することも、新たな収入源を作る手段となります。
ダンサーの収入UP方法③複数の収入源を確保
ダンサーとして活動する際には、収入源を多様化することが大切です。舞台出演だけでなく、振付けやダンス講師、イベント出演など、複数の仕事を掛け持ちすることで安定した収入を得ることができます。
ダンサーの収入UP方法④プロモーション活動
自身をプロモーションするために、エージェントを活用したり、ブランドとのコラボレーションを行ったりすることも、ダンサーの収入を増加させる手段となります。
ダンサーの将来性と年収の予測
現在、ダンサーの年収は高くはないかもしれませんが、エンタメ業界がますます多様化し、ダンサーの役割が広がっているため、今後はより多くのチャンスが生まれると考えられます。
特にSNSやYouTubeを駆使して独自のブランドを築くダンサーが増えていることから、今後はダンサー個人の収入が大きく伸びる可能性もあります。収入の入り口を増やすこと、自ら積極的に営業活動を行うことがポイントになってくるでしょう。
ダンサーは見た目やファッションセンスが独特であることが多く、鍛えている方はスタイルも良いでしょう。SNS発信は仕事へつながる可能性が高いので、ぜひ戦略的に取り組んでください。
また、ダンサーになりたいけど、将来が不安…という方には進路選択から選択肢を広げておくことをお勧めします。ダンス専門学校と大学進学で悩んでいる方は以下の記事も読んでみてください。
ダンサーになりたい!大学進学?専門学校?それぞれのメリットとデメリットのご紹介。
ダンサーは収入の柱をいくつも持つことが収入UPの鍵!
ダンサーの年収は多くの要因に影響され、個々の状況によって大きく異なります。舞台出演やテレビ、映画出演を中心に仕事を得ているダンサーは比較的安定した収入を得ている一方で、未経験や新人のダンサーは収入が低く、不安定な場合が多いです。
年収を増加させるためには、技術力を磨くことに加え、SNSやYouTubeなどのメディアを活用し、複数の収入源を確保することが重要です。
ダンサーとして成功するためには、持続的な努力とともに、柔軟な働き方が求められます。セルフブランディングを戦略的に行い、自分で仕事を取りに行く前のめりな姿勢が大切かも知れません。
勝ち上がり方は人それぞれだから、自分流で良いと思うんだよね!自分の信じた道を正解にしていこう!最後まで読んでくれてありがとうー!
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